【07巻:058話】”クソジジイ”


【07巻:058話】”クソジジイ” 

嵐に飲まれ、何も無い小さな岩山に打ち上げられた
”赫足のゼフ”と幼少のサンジ。

残された食料を分け合い、それぞれ反対側の海岸で
船が通るのを待っていた。

サンジが分け与えられた食料は5日分。
これを20日分に分けて船を待つことにした。

雨水で空腹を凌ぎ、サンジは耐えた。
そして5日目。

1隻の船がサンジの目の前を通る!

だが降りしきる雨で姿も見えず、声も届かない。

狼煙を上げようにも雨で火がつかない!!

サンジの叫び声も遠く、船は去っていった…。

そして25日が経過。
サンジは最後に残されたカビの生えたパンを手にする。

客船で客の残した食べ物を「いらねェよ」と捨てた自分
を思い返し、涙があふれるサンジ。

その最後のパンも手を滑らせて海に落としてしまう。

空腹で目が霞む。
30日が経過。
50日、70日が経過しても船は通らない。

すっから頬もコケたサンジはゼフのことを気にする。
「あのクソジジイは、もう死んだかな…」

サンジは身体を引きずって、包丁を手にゼフの下へ
向かう。

ゼフは生きていた。
その脇には大きな袋がまだ残されていた!!

「殺したって奪ってやる…
おれは生きたいんだ!」

サンジはその袋を切り裂いた!
だが、中から出てきたのは宝の山…。

「金はあるのに…
食えねェってのは可笑しな話だな」

ゼフは全ての食料をサンジに与えたのだった。

「お前今日までどうやって生きてきたんだよ!!」

そう言うサンジの目に飛び込んだのは、失った右足…。

「自分の足…!!!
食ったのか!!?」

「もうお前、海賊やれねえじゃねえか!!!」
「何でだよ!!!」

と泣き叫ぶサンジにゼフが言う。

「お前がおれと同じ夢を持っていたからだ」

「!!……オールブルー」

ゼフはオールブルーは存在すると言った。
そして、”時期が来たらグランドラインを目指せ”と
告げる。

そして続けて言った。

「こういう危機には何度も遭ってきたが、その度に思う
海のどまん中にレストランでもあったらなァってよ」

「この岩の島から生きて出られたら、
そいつをブッ建てようと思ってた」

そして85日目。
ようやく1隻の船が通りかかり、彼らは救い出された。
その時の恩を返すため、サンジは命を張ってゼフを
守ろうとしているのだ。

「死ぬくらいのことしねェと
クソジジイに恩返しできねェんだよ!!!」

 


 ↑おかげさまで、まずまずです。

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