店と食料を要求するクリークに対し、部下百人分の食料
を差し出した、オーナー・ゼフ。
彼を見て、”赫足のゼフ”とクリークは呼んだ。
コックにして船長を務めた、無類の海賊だと言う。
戦闘時、一切手を使わなかったという蹴り技の達人。
海難事故で大切な足を失い、コックとしてしか生きて
いけなくなったのだ。
クリークはニヤリと笑い、ゼフに”航海日誌”を要求
した。
ゼフは過去に”グランドライン”から無傷で帰った男。
その1年間の航海を記録した日誌を欲したのだ。
「貴様にやるには少々重過ぎる!」
拒否するゼフに、力ずくで奪おうとするクリーク。
再び海賊艦隊を組み、”ワンピース”を掴んで大海賊
時代の頂点に立つのだと息巻いた!
その言葉を聞いて黙っていられるルフィではなかった。
「海賊王になるのはおれだ」
と前へ出た。
「戦闘かよルフィ、手を貸そうか?」
ゾロとウソップがルフィに加勢しようとする。
そんな人数でグランドラインを渡ろうとするルフィ達を
見て、クリークは激怒する!
「兵力五千の艦隊がたった七日で壊滅する魔海だぞ!」
「そこまで言い張るのなら、
この場でおれが殺してやろう」
1 2