ルフィたちは村の食堂で食事を取っていた。
そこへカヤがやってくる。
すっかり回復したカヤは、彼らに言った。
「みなさん、船、必要なんですよね!」
一方、ウソップは自宅で荷造りをしていた。
背中に背負いきれないほどの荷物を担ぎ、海岸へと
向かった。
その海岸では、執事のメリーがデザインしたという、
キャラヴェル船”ゴーイング・メリー号”の姿が!
クロネコ海賊団を追い払ってくれたお礼にと、この船を
プレゼントしてくれたのだ!!
立派な船のプレゼントに喜ぶルフィたち。
そこへ坂の上から荷物と共にウソップが転がり落ちて
来た!
海に出ることを決心したことをカヤも感づいていたと
いう。
今度この村に来る時には”ウソよりずっとウソみてェな
冒険譚”を聞かせてやると、と笑顔を見せ、メリー号の
脇に泊めてある小さな小船に乗り込もうとする。
その姿を見て、「何言ってんだ、早く乗れよ」とゾロが。
「おれ達もう仲間だろ」
当たり前のようにルフィが言う。
「キャ…キャプテンはおれだろうな!!!」
嬉しそうにウソップはメリー号に飛び乗った!
新しい仲間を乗せ、メリー号は出航する。
残されたカヤは、実はウソップが自分と同じような境遇
を生きてきたことを聞き、彼の想いを知る。
彼の行為に報いるため、強く生きようと笑顔を見せた。
「私ね、医者になる」
”ホラ吹き”のいなくなった村では…。
新たに3人の”ホラ吹き”が村を駆け回っていた!
キャプテンの後はおれ達が継ぐんだ!!
「海賊がきたぞーーーーーっ!」
それぞれ、新たな道を進むのだ。
