ルフィにやられたモージは、命からがらバギーの下へ
戻っていた。
ルフィが悪魔の実の能力者、”ゴム人間”であることを
伝えようとする。
「ゴ……げん…」
モージはそのまま気絶してしまった!
「あの野郎!」
「”ごきげん”だと!!?おれはもうキレた!!!」
勝手に勘違いしたバギーの怒りはついに頂点に達した!
「町を消し飛ばす!!!」
一方、町の避難所にはシュシュが歩き、帰ってきた。
町民達はみな、シュシュの無事に安堵する。
しかし、町長が一緒に帰ってこないことを疑問に思い、
みな、町長を心配していた。
その町長は今、ルフィたちと共にいた。
シュシュやルフィたちが戦っているにもかかわらず、
黙って見ている自分自身にイラついていた。
「男には!!
退いてはならん戦いがある!!!」
「そうだ!!
おっさん!!!」
町長は誰よりもこの町に思い入れがあった。
40年前、海賊にやられた町をあとに、まだ荒地だった
この地へやってきたのだ。
少しずつ少しずつ開拓し、立派な町へと成長させたの
だった!
この町、町民は、町長の宝なのだ。
「己の町を守れずに何が町長か!!
わしは戦う!!!」
威勢よく宣言する町長だった。

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