女海賊アルビダから船を手に入れたルフィとコビーは、
”海賊狩りのゾロ”が捕まっているという、海賊基地の
町へ向かっていた。
迷うことなく海軍基地の町にたどり着くことができた
コビーの航海技術に、ルフィは驚いた。
ルフィは”航海士”を仲間にする必要がありそうだ。
食堂で腹ごしらえをしてから海軍基地へ向かう二人。
海軍基地の壁によじ登り、中を覗いたルフィは、鋭い
眼光の男を見つける。
黒い手ぬぐいに腹まき、恐ろしいほどの迫力を持つ男、
本物のロロノア・ゾロがそこにいた。
海軍基地の敷地内で、両腕と身体を縛られ身動きが
取れないゾロは、9日間、何も食べていないと言う。
そこへ小さな少女がゾロの下へ忍び込んで行った。
小さな手で握ってくれたおにぎりを手に。
彼女は町を取り仕切る海軍大佐”モーガン”の息子
”ヘルメッポ”が飼っていた狼に襲われていたところを
ゾロに助けられたのだった。
狼を切られた”ヘルメッポ”は、それに腹を立てて
ゾロを捕まえたと言う。
そのゾロのために、おにぎりを握ってきたのだった。
そこへヘルメッポが現れ、おにぎりを奪い取り、踏み
潰してしまった!
涙する少女を兵士が塀の外に投げ出し、彼らは去って
行った。
約束どおり1か月後に生きていたら逃がしてやるよ、
と言いながら。

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