【31巻:291話】ここにいる


【31巻:291話】ここにいる 

ノーランドは島にいた一ヶ月間を思い出し
黄金都市を訪れていた!

「いるんだろうカルガラ!!出て来い!!
あまりに一方的すぎやしないか?!
理由を言ってくれ!!話してもらわねばわからん!
直おれ達は船を出す!!こんな別れ方はしたくない!!」

その時矢が飛んできて
ノーランドの頬をかすめる!!
「おれの前に顔を出すなここで死別したいか…」
どこからかそう声が聞える・・・

次の日ノーランドは残りの森を回っていた
村民達はまだ船は出ないのかと苛立っていた

カルガラは黄金郷で大鐘楼の上に建っていた
近くではカシ神の孫が鐘を鳴らすのかとウキウキしていると
「鐘はもういいんだ…意味を失った…」
そうつぶやく

船の近くでは船員達が食事を取っていた
「提督…淋しそうだ…」
「こんな辺境であんなにも気が合った大親友ができたところへ…」
「明日朝一にゃもう出航だぞ…」
「今日も鐘は鳴らなかったな…」

綺麗な満月の夜…
ノーランドは月を眺め
ムースはひっそりと家を出て駆け出す
船医がボーっと酒を飲みながら
「何とも切ない引き際だ」と言っていると
森の中からムースが声を掛ける

カルガラは
森の中伐採された無数の切り株の前に座っていた…
「何が…植物学者…!!これがお前の言う”進歩”の為の犠牲ならば
おれ達はお前らを受け入れるべきじゃなかった!!」

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 ↑おかげさまで、まずまずです。

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