”偉大なる航路”を進む一隻の船
「大時化です!!提督ーーっ!!」
揺れる船の中
「…だろうな」
そうのん気に返事をするノーランド
船員達は
「ヤードアームがやられた!!メイン!!
ロープ持って来い!!」
そうバタバタしてるなかで
ノーランドは
「もうこの航海は2年以上続いてる…
過去2度の航海に比べたらまるで軌跡だ…」
日誌をつけながらそう言っていると
ノーランドは
「おいお前今何か聞こえたか?」
そう船員に聞くと
「え?なにかって…雷でしょうか?」
「いや…何か…美しい鐘の音のような…」
海円暦1122年5月21日
”偉大なる航路”ジャヤ
島の中の村では
「神官!!気を確かに…!!」
「お導きください…!!」
命からがらに神官と呼ばれる老人は
「1人…また1人 人が死に…作物も死に絶え大地に血は流れるばかり…
この地は呪われたのだ…このままではこの村は…シャンディアは全滅だ…」